Sakana AI、SCSK、住友商事の3社、AI活用による日本の産業変革と社会課題解決に向け包括業務提携 ~日本発の技術力・完遂力を核に、AIの社会実装を加速~



Sakana AI株式会社(本社:東京都港区、共同創業者・CEO:David Ha、共同創業者・社長:伊藤 錬、以下Sakana AI)、SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下SCSK)および住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野 真吾、以下住友商事)は、AI活用を通じた日本の産業変革と社会課題解決に向け、包括業務提携を行うことで合意しました。


1. 背景・目的 ~AI実装課題の克服~

生成AIやAIエージェントをはじめとするAI技術は急速に進化し、企業が活用できるAIモデルやサービスの選択肢も広がっています。こうした中、企業にとって重要なのは、特定のAIを導入すること自体ではなく、自社の経営・事業・業務上の目的に応じて適切なAIを活用し、具体的な成果や変革につなげることです。

AIを実際の業務で継続的に活用するためには、AI技術だけでなく、業務・データ・既存システムとの連携に加え、品質、情報セキュリティ、ガバナンス、導入後の運用などを一体的に考える必要があります。また、AI技術が進化し続ける中では、特定の技術やモデルに過度に依存することなく、企業が重要なデータや業務に対する統制を保ちながら、目的や環境の変化に応じてAIの活用方法を継続的に評価・見直していくことも重要です。

こうした課題に対し、Sakana AIのAI研究開発・技術力、SCSKのAIの統合・実装力、住友商事の事業開発・産業展開力を組み合わせることで、企業の主体的なAI活用を支援します。これにより、AIを業務効率化にとどめず、事業やサービスの変革につなげることを目指します。


2. 各社の役割と強み

本提携では、3社それぞれの強みを生かし、AI技術の活用から企業の実業務への実装、幅広い産業への展開までを一体的に推進します。

会社各社の主な強みと役割
Sakana AIAIモデル、AIソリューション、AIプロダクトなどに関する研究開発力を生かし、顧客課題からユースケースへと具体化、AIネイティブな業務設計から技術の検討・評価・業務実装までを行う。
SCSKAIアルゴリズムとビジネス実装のギャップ(AI実装の壁)を埋める「インテグレーション力」。データ整備、既存システムとの連携、情報セキュリティ、ガバナンスを含めた品質確保と実業務への適用。
住友商事約900社の連結事業会社と10万社の顧客基盤を有する事業現場を生かし、ビジネスを構想し幅広い産業・社会へ実装することで、産業変革や社会課題の解決へとつなげる。


3. 業務提携の概要と具体的な取り組み

本提携では、顧客企業の主体的かつ継続的なAI実装を目指し、顧客課題の具体化から技術評価、本番利用、効果検証、継続改善までを3社共同で推進します。初期の取り組みとして、以下の領域から開始します。

(1)金融・製造業などミッションクリティカルな領域における実案件の推進

高い信頼性、品質、情報セキュリティが厳格に求められる企業の実案件を起点に、AIを活用したアプリケーションのPoC、本番利用を見据えた設計・実装、品質管理、運用・継続までを共同で推進します。実案件を通じて、AIを企業の業務・データ・既存システムと安全に組み合わせ、継続的に活用するための知見を蓄積し、他の顧客や案件にも展開可能なサービスや事業モデルへの発展を目指します。

(2)サイバーセキュリティ領域における新たなサービス・事業モデルの検討・開発

サイバーセキュリティ領域においても、新たな脅威への対応やセキュリティ業務の高度化など、AI活用が求められる領域が広がっています。SCSKが進めるフロンティアAIの取り組みの一環として、Sakana AIが開発した日本発のオーケストレーションAIモデルを活用した、脆弱性の診断から修正までを支援する新たなサービス・ソリューションおよび事業モデルを検討・開発します。

(3)企業向けAIプロダクト・サービスの共同開発・高度化

企業の利用シーンや課題を起点に、AI技術・プロダクトと企業の業務・システムに関する知見を組み合わせ、企業向けAIプロダクト・サービスの共同開発・高度化を進めます。特定のAI技術やモデルに限定することなく、企業が目的に応じて適切なAIを活用し、技術の進化に合わせて継続的に評価・改善できる形を目指します。

(4)社会インフラ領域への展開

経済・社会活動の基盤となる社会インフラ領域におけるAI活用を推進します。住友商事がグローバルに展開する総合的な街づくりの知見・基盤を生かし、国内でのAI実装を通じて得た成果や知見を海外にも展開することで、AIの社会実装の裾野を広げていきます。


4. 提供価値と今後の展開

3社は、金融領域などの実案件、サイバーセキュリティ領域、企業向けAIプロダクト・サービスの開発を通じて得た知見を、他の顧客にも展開可能なサービスや事業モデルへ発展させていきます。

さらに、製造、社会インフラなど幅広い産業領域への展開を進めるとともに、案件や事業テーマに応じて、必要な技術や専門性を有する企業との連携も視野に入れ、AIの社会実装を広げていきます。


5. 会社概要

Sakana AI株式会社について

Sakana AIは、David Ha(CEO)、伊藤錬(社長/Chairman)、Llion Jones(CTO)が2023年に設立した東京拠点のAI R&D企業です。The AI Scientist、マルチエージェント・オーケストレーション基盤モデルなどの独自技術を開発しながら、日本の大手企業や公共セクターと連携し、日本そして世界のニーズに応えるAIソリューションやプロダクトの開発に取り組んでいます。

URL:https://sakana.ai/


SCSK株式会社について

SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。主なAIの取り組みとしてAIネイティブな次世代型ERP「PROACTIVE」やクラウドネイティブ・インフラ「NebulaShift」、AIエージェント基盤「NebulaCore」を展開しています。

URL:https://www.scsk.jp/https://proactive.jp/https://www.scsk.jp/sp/nebulashift/


住友商事株式会社について

全世界に展開するグローバルネットワークとさまざまな産業分野における顧客・パートナーとの信頼関係をベースに、多様な商品・サービスの販売、輸出入および三国間取引、さらには国内外における事業投資など、総合力を生かした多角的な事業活動を展開しています。2025年10月にはデジタル・AI戦略(Digital and AI Strategy=DAIS)を策定し、当社の重点施策としてデジタル・AIを活用した成長に取り組んでいます。

URL:https://www.sumitomocorp.com/ja/jp


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